アプリケーションについて

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PDFファイルを拡大・縮小する（2020.09.04）
VirtualBox 上のmlterm で文字が消える（2019.12.12）
LaTeX で\includegraphics を使うと「! Undefined control sequence.」といわれる（2019.10.13）
cron がうまく動かない（2018.03.14）
TeX で画像を読み込むときに「! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in filename (no BoundingBox).」と言われる（2017.11.02）
wanderlust でMH の処理をする（2017.07.22）
cron で送信するメールが文字化けする（2017.06.01）
postfix で No locks available と言われる（2016.09.26）
dic コマンドをamd64 環境で使う #2 （2015.04.19）
NFS 上のユーザでmozc を使う（2014.12.31）
emacs にて「Symbol's function definition is void: screen-width」とか言われるのを回避 (2014.09.23)
Adobe Reader を64bit 環境で使う(2)（2013.10.15）
NAS を使ってみる（2014.09.23更新）
mnews を64bit 環境で使う（2012.10.01）
UTF-8 環境でtgif を使う（2021.11.29更新）
postfix でメールのフルバックアップを取りつつ，特定のメールだけ複数のユーザに転送する（2012.07.10）
kpcal でカレンダーを作ろう（2016.01.01更新）
Adobe Reader を64bit 環境で使う（2012.03.15）
mozc でエラー（2022.01.17更新）
mozc の辞書登録（2011.08.26）
mozc の設定（2011.08.26）
ibus でmozc を使う（2011.08.26）
MS Word ファイルをLaTeX2e ファイルに変換（2011.05.04）
dic コマンドをamd64 環境で使う．（2011.03.19）
OpenOffice で日本語入力（2011.07.25一部追加）
IPA フォントを使おう．（2006.10.24一部修正）
ときには助かることもあるさ（rv コマンド）．（2006.10.14一部修正）
mnews の最新版
mnews は2000 年問題に対応しているの？！（mnews-1.22）
EPS をtgif で再編集したいな（pstotgif）．
新着メールがあることをすぐに知りたいなぁ（tkbiff）．
メールを自動振り分けした後，未読メールを読むには？（mnews の場合）
メールを自動振り分けしたけど，未読メールはあるかな？
ゴミメールを自動的に削除したいぞ．
メールの自動振り分けをしたい！

PDFファイルを拡大・縮小する（2020.09.04）
- PDF ファイルを拡大・縮小するには，素朴にはImageMagick のconvert コマンドを使えばよいのですが，それではアウトラインフォントが画像化されて美しくありません．
- いろいろと試行錯誤した結果，以下のようにrsvg-convert を使えばよいという結論に達しました．
  - まずは，librsvg2-bin とinkscape をinstall します．
```
# apt install librsvg2-bin inkscape
```
  - inkscape でPDF ファイルを読み込みます．「Poppler/Cairo import」を選択します（もしも「Internal import」を選択すると，異なるフォントで読み込まれます．「名前が最も近いインストールフォントでPDFフォントを置き換える」のチェックを外しても，何故かダメです…）．
  - 「ファイル」から「名前をつけて保存」を選択し，SVG 形式で保存します．保存が完了したら，inkscape は終了して構いません．
  - rsvg-convert コマンドでSVG をPDF に変換します．
```
$ rsvg-convert -w 239 -f pdf -o output.pdf input.svg
```
  - -w で横サイズを指定しますが，これが厄介！試してみたところ，-w 1000 にすると352.4 mm になるので，そこから逆算します．仕上がりの横サイズを84mm にする場合：
```
84 / 352.4 * 1000 = 238.365 ...  → 小数点以下を繰り上げて 239
```
  - -a でアスペクト比をオリジナルのものを保ちますが，上記のように横幅だけを指定すると，高さは自動的によきに計らってくれます．
  - -f で出力ファイル形式を選択します．
  - -o で出力ファイル名を指定します．指定しないと，標準出力に出力されます（そういうわけで，もちろんリダイレクトして出力ファイルを生成してもOK です）．
  - その他のオプションについては，man で調べて下さい．
- これで綺麗な拡大・縮小PDF ファイルが得られます！

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VirtualBox 上のmlterm で文字が消える（2019.12.12）
- VirtualBox 6.1.0 が出たので早速install しました．
- 仮想マシンの設定画面の下部にWarning が出ていることに気づきました．Graphics controller の設定がおかしいようです．
- VBoxVGA を選択していましたが，VMSVGA を選択したら警告が消えました．やれやれと思っていたら，mlterm 上で入力した文字が消えるという謎の現象が発生するようになりました．
- 当初，mlterm の設定をいろいろ弄ったものの，どうにもおかしかったです．ある程度の長いコマンドと引数を入力すると，文字が消えるのです．Ctrl + p で履歴を呼び出すと消えるときもあり，Ctrl + c で中断したり，Ctrl + B やCtrl + F でカーソルを移動したりすると表示されるときもあるし，カーソルを移動するとまた消えるときもありました．かな漢字変換をすると消えるときもありました．訳が分かりません．
- どうも，VirtualBox の設定が悪さをしたようです．Graphics controller の設定をVBoxVGA に戻したら，謎の症状が解消されました．折角なので，これを機会にVBoxSVGA に設定しました．

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LaTeX で\includegraphics を使うと「! Undefined control sequence.」といわれる（2019.10.13）
- 調べた結果，こちらのページの通りにしたら，うまく動きました．
- プリアンブルに以下のコードを追加して，タイプセットし直します．
```
% Start fix
\catcode`\@=11
\def\set@curr@file#1{%
  \begingroup
    \escapechar=-1
    \xdef\@curr@file{\expandafter\string\csname #1\endcsname}%
  \endgroup
}
\def\quote@name#1{"\quote@@name#1\@gobble""}  % " 3ヶ所
\def\quote@@name#1"{#1\quote@@name}           % " 1ヶ所
\def\unquote@name#1{\quote@@name#1\@gobble"}  % " 1ヶ所
% End fix
```
- コピー&ペーストするときに，YaTeX の機能によりダブル・クォーテーション・マークがシングル・クォーテーション・マーク2個になるかもしれません．その場合は，「''」を「"」に直して下さい．\def の3行に，5ヶ所あります．

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cron がうまく動かない（2018.03.14）
- fetchmail でサーバからメールを取得することを，cron にやらせていましたが，どうもうまく動かなくなりました．fetchmail 自体は，手動で実行すると動くようです．
- 調べたところ，/var/log/auth.log に以下のような記述がありました．
```
PAM unable to dlopen(pam_unix.so): /lib/security/pam_unix.so: cannot open shared object file: No such file or directory
```
- pam_unix.so は，/lib/x86_64-linux-gnu/security/pam_unix.so にあるようです．しかし，どこに設定が書かれているのか分かりませんでした．
- 当座，/etc/init.d/cron restart として cron を再起動したところ，うまく動くようになりました．何かの参考になりましたら幸いです．

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TeX で画像を読み込むときに「! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in filename (no BoundingBox).」と言われる（2017.11.02）

bounding box が設定されていないということで，以前は extractbb を実行していましたが，今やその必要はなくなりました（自動的に実行される）．
ところが，タイトルのエラーが発生して，頭を抱えました．
こちらのページが参考になりました．

要するに，ファイル名に「.」ピリオドが複数含まれているとエラーになるということです．
拡張子とのセパレータとして最後のピリオドだけ残し，その他のピリオドを，たとえばアンダースコアに変更したら，あっさりとタイプセットできました．

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wanderlust でMH の処理をする（2017.07.22）
- テキストメーラーのwanderlust をemacs 上で使用しているのですが，MH とは無関係なので，tkbiff がうまく機能しません．
  - wanderlust は，添付ファイル付きのメールであることをマークで表示でき，添付ファイルの扱い（添付，取り出しとも）が容易でして…．emacs 上で動作しているので，ファイル・バッファの内容をコピペすることもあります（キーボードだけでの操作が楽なのです）．
  - ちなみに，wanderlust については，最近になってようやく V (SHIFT + v) による検索がかなり「使える」ことに気づきました…．サマリーモードで V と入力すると「Search by (Body): 」と聞いてきます．本文を探索したいのであれば，単に Enter を押します．すると，「Value for 'Body': 」と聞いてくるので，検索したいキーワードを入力します．検索結果に対して再び V を使うと，さらに絞り込みができます．
  - tkbiff については， ~/.elmo 以下のファイルの内容を閲覧してどうにかしようとしていましたが，今ひとつうまくいかずじまいでした．そこで，大学生のときからずっと愛用してきた mnews を補助的に併用し，mnews で inbox のメールだけ別に読むようにしていました．
  - また，メッセージ番号のパック（抜けた番号を詰める）や，日付順でのソートも，MH の方がファイルを直接操作するのですっきりするので（このあたり，賛否両論かも），mnews でパックしたり，cron を使って /usr/bin/mh/folder を呼び出して整理していました．
- ここにきてようやく，wanderlust からMH のプログラムを呼び出せばよいことに気づきました．
- ~/.wl に以下の内容を追記します．
- 2020.06.25(水) 追記：「M-% で MH の sortm を使用する」のところで (global-set-key (kbd "M-%") 'my-sortm) としていましたが，これでは query-replace の呼び出しを上書きしてしまうので，具合が悪いです．そこで，add-hook で wanderlust の Summary モードのときだけ M-% の定義を置き換えるようにしました．
```
;;; M-% で MH の sortm を使用する．
(defun my-sortm ()
  (interactive)
  (call-process "/usr/bin/mh/folder" nil nil nil
                wl-summary-buffer-folder-name "-pack")
                (call-process "/usr/bin/mh/sortm" nil nil nil
		wl-summary-buffer-folder-name)
		(wl-summary-goto-folder-subr wl-summary-buffer-folder-name
		'force-update nil nil)
  (wl-summary-sync 'unset-cursor "all")
)
(add-hook 'wl-summary-mode-hook
  (lambda ()
  (define-key wl-summary-mode-map (kbd "M-%") 'my-sortm)))

;;; メッセージを読んだら .mh_sequences を更新する．
(defun my-mark (&optional arg)
  (interactive)
  (call-process "/usr/bin/mh/mark" nil nil nil
                wl-summary-buffer-folder-name
                (format "%s" (wl-summary-message-number) )
                "-sequence"
                "unseen"
                "-delete")
)
(advice-add 'wl-summary-read :before 'my-mark)
(advice-add 'wl-summary-redisplay :after 'my-mark)


;;; メッセージを未読にする．
(defun my-unseen (&optional arg)
  (interactive)
  (call-process "/usr/bin/mh/mark" nil nil nil
                wl-summary-buffer-folder-name
                (format "%s" (wl-summary-message-number) )
		"-sequence"
		"unseen"
		"-add")
)
(advice-add 'wl-summary-mark-as-unread :before 'my-unseen)
```
- ~/Mail 以下の .mh_sequences を見て，動作確認できました．もちろん，tkbiff もきちんと機能してくれます．
- 私は，Lisp 使いではないので無駄や間違いがあるかもしれません．御指摘，歓迎いたします．
- いまだにテキストメーラーなのは，学外からサーバにssh でリモート・ログインしてメールを読み書きできるようにするためなのですが，今どきだと，Gmail などのサービスを使うんでしょうかねぇ…．
- 基本的にメールは ~/Mail/inbox に届き，その案件が済んだら別のフォルダに移動させます．その他，procmail で自動振り分けをしています．以前は，自動振り分けしたメールを inn によるローカルなネットニュースに投げていましたが，記事の移動や，サーバのストレージ換装時の退避・復旧が面倒になったので，全てメールとして扱っています．ただし，それらの振り分け先が ~/Mail/nntp 以下なのは，以前の名残りということで ;-) そういうわけで，wanderlust もtkbiff も非常に重宝しています．とはいえ，メールを振り分けるということの是非については，意見が分かれるとは思いますが．

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cron で送信するメールが文字化けする（2017.06.01）
- 突如，cron で送信するメールが文字化けするようになりました．
- 原因はすぐに気づきました．メールのヘッダに以下の記述があります．
```
  Content-Type: text/plain; charset="ANSI_X3.4-1968"
```
- 調べたところ，crontab にて CONTENT_TYPE を指定する必要があるようです．
- ところが，どう記述してもメールヘッダに反映されません．
  - ダメ → CONTENT_TYPE=text/plain; chaset=ISO-2022-JP
  - ダメ → CONTENT_TYPE="text/plain; chaset=ISO-2022-JP"
  - ダメ → CONTENT_TYPE=text/plain; charset=\"ISO-2022-JP\"
  - そもそもcrontab がダメという → CONTENT_TYPE="text/plain; chaset=\"ISO-2022-JP\""
- そこで，LANG も指定してみました．しかし，locale -m を実行してみても，ISO-2022-JP は出てこないからでしょうか，ja_JP.ISO-2022-JP はダメでした．
```
  LANG=ja_JP.UTF-8
```
- LANG と CONTENT_TYPE の両方を記述するというWebpage もありますが，実際に試したところ，LANG だけでメールのヘッダは以下のようになりました．
```
  Content-Type: text/plain; charset="UTF-8"
```
- わざと LANG と CONTENT_TYPE を不一致となるようにさせたところ，LANG の値が有効となりました．やはり，LANG の値が有効のようです．
```
  LANG=ja_JP.UTF-8
  CONTENT_TYPE="text/plain; chaset=ISO-2022-JP"
    ↓
  メールのヘッダ
    Content-Type: text/plain; charset="UTF-8"
```
- 最初，CONTENT_TYPE を CONTENT-TYPE と誤記（誤ってハイフンを使用）していましたが，そういう問題ではありませんでした．
- CONTENT_TYPE の必要の有無は正直分かりませんが，ともかく LANG だけで使えているのでよしとすることにしています．
- これまで，送信するメール本文には JIS (ISO-2022-JP) を使っていましたが，これを機に全て UTF-8 に改めることにしました．

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postfix で No locks available と言われる（2016.09.26）

新システムに移行して以来，メールが配送されていないことに気づきました．
ログに「fatal: shared-lock database /etc/postfix/virtual.db for open: No locks available」とありました．
そのものズバリは検索に引っかかりませんでしたが，こちらを見て分かりました．

/etc/postfix は NFS 上にあってはならない，ということですね…．システムのバックアップを取りやすくするために NFS 上に置いたのがダメでした．
ということで，NFS 上の directory へのシンボリックリンクを削除，cp -a で NFS 上の /etc/postfix を /etc にコピー，/etc/init.d/postfix restart で復旧しました．

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dic コマンドをamd64 環境で使う #2 （2015.04.19）
- 32 bit 環境に頼らずに amd64 環境でコンパイル・動作できるようにしました．
  - dic-0.24_amd64-1.tar.gz（修正版）
- 変更点は debian/amd64 を御覧下さい．

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NFS 上のユーザでmozc を使う（2014.12.31）
- mozc のissueで伺ったところ，当座の解決方法のヒントを教えて頂きました．
  - ローカルのHDD 上にdirectory を作成する．
  - そこにロックファイルを置く．
  - ${HOME}/.mozc にそのシンボリックリンクを作る．
- これまで，ローカルホスト上でのibus ではanthy を，リモートホスト上のemacs 上ではmozc と使い分けていましたが，これでmozc で統一的に使えそうです．

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emacs にて「Symbol's function definition is void: screen-width」とか言われるのを回避 (2014.09.23)
- 調べた結果，こちらのページにあるように，以下の命令を.emacs に追加すればよいということが分かりました．
```
(fset 'screen-width #'frame-width)
```

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Adobe Reader を64bit 環境で使う(2) （2013.10.15）

ia32-libs-gtk が廃止され，導入方法が以前と変わりました．

# dpkg --add-architecture i386
# apt-get update
# apt-get install libgtk2.0-0:i386 libxml2:i386 libstdc++6:i386
# chmod 755 AdbeRdr9.4.2-1_i486linux_jpn.bin
# ./AdbeRdr9.4.2-1_i486linux_jpn.bin

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NAS を使ってみる（2014.09.23 更新）
- いろいろあって，NAS を使うことになりました．
- モノは，Logitec 社のLSV-5S8T/4CQW です．これは，Windows 2012 server が載っていて，SAMBA のほかNFS にも対応しています．
- ツールを使って設定しましたが，NFS mount できません．
- 散々悩んだ挙句にようやく気づいたことは，提供されているのは「NFS version 3」であること，でした．
- 以下のようにmount したら，あっさりうまくできました．
```
# mount -t nfs -o nfsvers=3 NAShostname:/point /mnt
```
- NFS version 2 (mount.nfs) でもversion 4 (mount.nfs4) でもダメなんですねぇ…（今更ながら）．
- 設定で「ルートアクセスを許可する」を選択すると，UID, GID をきちんとセットできる．さもなくば，UID, GID ともに4294967294 となってしまい，chown もchmod も効かない（ルートアクセスを許可する設定は，at your own risk で）．

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mnews を64bit 環境で使う（2012.03.15）
- こちらのページの通り，compat/compat.h の CASTPTR が int で定義されていたのを long に修正すると，うまくコンパイルできました．

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UTF-8 環境でtgif を使う（2021.11.29更新）
- こちらで説明されているように，EUC ロケールの設定と，~/.Xresources に必要な事項を追記します．
```
$ su
# dpkg-reconfigure locales
（ja_JP.EUC-JP EUC-JP を追加選択します．）
（デフォルトロケールは「none」が無難です．）
# exit
$ emacs -nw ~/.Xresources
（以下を~/.Xresources に追記）
----- ここから -----
Tgif.InitialFont: Ryumin
Tgif.DoubleByteInputMethod: xim
Tgif.SquareDoubleByteFonts: \n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,Ryumin-Light-EUC-H\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,Ryumin-Light-EUC-H\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,Ryumin-Light-EUC-H\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,Ryumin-Light-EUC-H\n\
\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,GothicBBB-Medium-EUC-H\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,GothicBBB-Medium-EUC-H\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,GothicBBB-Medium-EUC-H\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,H,GothicBBB-Medium-EUC-H\n\
\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,Ryumin-Light-EUC-V\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,Ryumin-Light-EUC-V\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,Ryumin-Light-EUC-V\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,Ryumin-Light-EUC-V\n\
\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,GothicBBB-Medium-EUC-V\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,GothicBBB-Medium-EUC-V\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,GothicBBB-Medium-EUC-V\n\
-*-*-medium-r-*--%d-*-*-*-*-*-*x0208.1983-*,V,GothicBBB-Medium-EUC-V

Tgif.MenuFontSet: a14,k14,r14
Tgif.MsgFontSet: a14,k14,r14
Tgif.BoldMsgFontSet: a14,k14,r14

Tgif.Lang: ja_JP.UTF-8
Tgif.RyuminShowFontChar:     \244\242
Tgif.GothicBBBShowFontChar:  \244\316
Tgif.FontSizes:    8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 \
                  20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 \
                  44 46 48 52 56 60 64 70 74 78 82 86 \
                  90 94 100 120 140 160
----- ここまで -----
$ xrdb -merge ~/.Xresources
```
- あとは，EUC 環境でtgif を起動します．
```
$ LANG=ja_JP.EUC-JP tgif → （2021.11.29更新）入力した日本語が化けるようになりました．LC_CTYPE=ja_JP.EUC-JP tgif とします．
```
- なお，tgif で作成したeps ファイル（下記の例では，test-tgif.eps）を含むDVI ファイルを，dvips でPostScript ファイルに変換すると以下のようなメッセージが表示されます．
```
dvips: Font GothicBBB-Medium-EUC-H used in file test-tgif.eps is not in the mapping file.
dvips: Font Ryumin-Light-EUC-H used in file test-tgif.eps is not in the mapping file.
```
- いろいろ試した結果，以下の手順で修正されました．
```
# mkdir -p /usr/local/etc/texmf/dvipsj
# cd /etc/texmf/dvipsj
# mv psfonts_jp.map /usr/local/etc/texmf/dvipsj
# emacs -nw /usr/local/etc/texmf/dvipsj/psfonts_jp.map
（以下の2行を追加）
rmle         Ryumin-Light-EUC-H
gbme         GothicBBB-Medium-EUC-H
# ln -s /usr/local/etc/texmf/dvipsj/psfonts_jp.map .
```

postfix でメールのフルバックアップを取りつつ，特定のメールだけ複数のユーザに転送する（2012.07.10）
- postfix でbounce メールを複数のユーザに転送することはできません．
```
ダメな例：
  /etc/postfix/main.cf にて以下の設定をする…のはダメです．
    always_bcc = bounce@local.net, user@out.com
```
- メールのフルバックアップを取りつつ，特定のメールだけ他のユーザにも転送する必要があったのですが，うまく設定できずにいました．always_bcc = bounce@local.net として，そのbounce ユーザの.procmailrc で特定のメールだけ転送設定しようとしましたが，mail loop エラーになってしまいます．
- いろいろ調べた結果，一つ思いつきました．
  - recipient_bcc_map およびsender_bcc_map を使う．
  - 全て受け取るユーザと，別のユーザに転送するためのalias を作る．
- 具体的には以下のようにします．
```
前提：
  bounce ユーザ： 全てのメールをBcc で受け取るためのユーザ（フルバックアップ）．
  saito  ユーザ： 一般ユーザ．さらに，特定のメールをBcc で受け取る．
  recipient： bounce ユーザとsaito ユーザに転送するためのalias．


/etc/postfix/main.cf に以下の内容を記述．
  recipient_bcc_maps = regexp:/etc/postfix/recipient_bcc
  sender_bcc_maps = regexp:/etc/postfix/sender_bcc


/etc/postfix/recipient_bcc に以下の内容を記述．
  /^prefix_*@/    recipient

  /(.*)@(.*)/     bounce


/etc/postfix/sender_bcc に以下の内容を記述．
  /^prefix_*@/    recipient

  /(.*)@(.*)/     bounce


/etc/aliases に以下の内容を記述して，newaliases を実行．
  recipient:  bounce, saito
```
- これで，特定のメール（上記の例では，prefix_* にマッチするユーザが送受信した全てのメール）については，エイリアス recipient を介して，bounce ユーザとsaito ユーザが受け取り，それ以外については，bounce ユーザだけが受け取ります．その結果，bounce ユーザは，全てのメールをBcc で受け取ってフルバックアップ，saito ユーザは，saito ユーザ宛のメールのほか，特定のメールもBcc で受け取るということが実現できます．
- エイリアスrecipient のところに他のユーザのアドレスも記述すれば，フルバックアップをとりつつ，特定のメールを複数のユーザに転送できます．

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kpcal でカレンダーを作ろう（2016.01.01更新）
- 昔から使っていて重宝していましたが，国民の祝日に関する法律が改正され，実際のカレンダーと異なってしまっていたのが少し気になっていました．そこで，京都大学の土谷先生のパッチ修正版をベースに，ちょっと修正してみました．
  - 振替休日について修正．
  - 月や曜日を日本語表記にした．
  - 山の日（8月11日）に対応した（2016年1月1日追加）．
  - 天皇誕生日を2月23日に修正した（2019年12月13日修正）．
- tar ball をdownload して，コンパイル，install して下さい．
```
# tar xfvz kpcal-2.0-XXXXXXXX.tar.gz    ← XXXXXXXX は，version No.
# cd kpcal-2.0-XXXXXXXX
# make
# make install
```
- 詳細は，ChangeLog を御覧下さい．

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Adobe Reader を64bit 環境で使う（2012.03.15）
- 毎回，何が必要だったか試行錯誤するので，備忘録として．
```
# aptitude install ia32-libs-gtk
# chmod 755 AdbeRdr9.4.2-1_i486linux_jpn.bin
# ./AdbeRdr9.4.2-1_i486linux_jpn.bin
```

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mozc でエラー（2022.01.17追記）
- 日本語入力モードにすると，「変換エンジンプログラムの起動に失敗しました。新しい Google 日本語入力を利用するためにコンピュータを再起動してください。」と表示されて，日本語の入力ができない場合があります．
  - 検索してみると，以下のようにファイルを削除してみる方法が紹介されていました．
```
$ \rm -rf /tmp/.mozc.*.session ~/.mozc/.session.ipc ~/.mozc/.server.lock
```
  - 私の場合，上記の方法ではダメでした．
- 検索しようとして，firefox で検索キーを何気なく入力してみると…あれ? 日本語が入力できるぞ．どうも，scim が残っているようでした．
```
$ su
# aptitude purge remove scim
```
- どうやら，scim とibus とが混在していて，おかしくなっていたようです．
- scim を削除した上で，上記のようにドットファイルを削除したところ，うまく動くようになりました．
- そもそも日本語入力モードにならない場合は，環境変数もチェックしてみて下さい（たとえば，GTK_IM_MODULE）．
- また，「mozc.el: No response from the server」となった場合，~/.mozc/segment.db を削除したら動くようになりました．

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mozc の辞書登録（2011.08.26）
- スパナのアイコンからDictionary Tool を呼び出すと，どういうわけか，「よみ」や「単語」（よみを変換した日本語文字列）の欄で日本語入力ができないので，エディタ等でよみと単語をあらかじめ書いておいて，それをコピー&ペーストするはめになります．
- 日本語入力モードにしてからスパナをいちいち選ぶよりは，コマンド入力して呼び出した方が簡単かつ，日本語も入力できます．~/.bashrc などにalias の設定をしておきます．source コマンドで設定を有効にして，mozc-dict を呼び出します．
```
$ emacs -nw ~/.bashrc  （次の行のalias の設定を追加）
alias mozc-dict="/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool"
$ source ~/.bashrc
$ mozc-dict
```
- 辞書登録するウィンドウは，メニューから消すことはできません．ウィンドウ右上の×で消して下さい．辞書登録は，きちんとされています．

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mozc の設定（2011.08.26）
- キーバインドの変更
  - MS-IME をベースに設定を変更し，エクスポートしたファイルはこちら．
```
C-f  右の文節へ
C-b  左の文節へ
C-i  文節を縮める
C-o  文節を伸ばす
C-n  次の変換候補
Tab  次の変換候補
C-b  前の変換候補
C-u  前の変換候補
C-q  変換候補の前のページへ
C-w  変換候補の次のページへ
C-c  キャンセル
C-g  キャンセル
```
  - C-q とC-w のページ切り替えは，かなり使えると思います．
  - Tab で「次の変換候補」にしているつもりですが，emacs 上では，サジェスト中はカタカナに変換され，変換中では文節が縮みます…（謎）．ibus から使う分には，所望の動作をしています．C-n で変換候補が選択できるので，ibus もemacs もC-n で統一して使うようにしています．ibus で「Tab で選択」と表示されるので，そちらで統一したかったのですが，C-n で慣れると，それはそれで使いやすいです．
  - キーバインドのルールを削除するときは，確認せずにいきなり消されます．注意して下さい．何が起きたか判らないときは，設定をキャンセルするのが無難です．
- mozc の設定画面の呼び出し
  - 上でいろいろ書きましたが，日本語入力モードにしてからスパナをいちいち選ぶよりは，コマンド入力して呼び出した方が簡単です．~/.bashrc などにalias の設定をしておきます．source コマンドで設定を有効にして，mozc-config を呼び出します．
```
$ emacs -nw ~/.bashrc  （次の行のalias の設定を追加）
alias mozc-config="/usr/lib/mozc/mozc_tool -mode=config_dialog"
$ source ~/.bashrc
$ mozc-config
```

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ibus でmozc を使う（2011.08.26）
- 日本語入力でibus-mozc を使うようにしてみます．
- Debian GNU/Linux wheezy においてgnome-terminal でキー入力がおかしくなり，調べたところscim との相性が悪いようです．そこで，ibus に乗り換えてみることにしました．
- 必要なパッケージを入れます．
```
# aptitude install ibus-mozc
```
- .xsession に設定を書きます．
```
export XMODIFIRES="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE="ibus"
export QT_IM_MODULE=ibus
ibus-daemon -d -x
```
- .bashrc や.zshrc などに設定を書きます．
```
export XMODIFIRES="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE="ibus"
export QT_IM_MODULE=ibus
```
- .Xresources を修正します．
```
（行頭に !! をいれてdefine をコメントアウトします）
!!#define XIM scim
!!*inputMethod: SCIM
```
- これで一旦ログアウトしてX を再起動するとmlterm などではうまくいく…のですが，gnome-terminal でのキー入力は相変わらずおかしいです．格闘した結果，ibus-gtk3 を入れると直りました．
```
# aptitude install ibus-gtk3
```

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MS Word ファイルをLaTeX2e ファイルに変換（2011.05.04）
- Microsoft Office のWord ファイルをLaTeX2e ファイルに変換してみます．
  - wsW2LTXGUI（on Windows）：日本語が通らず．[16進数] のように化けます．
  - Word2TeX（on Windows）：シェアウエア．30日間の試用期間があります．日本語は通ります．install 後，MS Word 上にて「別名で保存」をするときに「TeX」のフォーマットを選択します.
  - antiword（on Linux）：MS Word ファイルをテキストに変換でき，手軽に中身を閲覧できます．以下の条件に合致する場合は，LaTeX2e ファイルへの変換に使うツールの選択肢の一つになるでしょう．
    - shell script などで多数のファイルを一気に処理したい．
    - テキストが抽出できればよい．
    - \section などは自分で解決する．
  - wvWare（on Linux）：日本語は通ります．変換結果があまりよくないのが残念です．
  - abiword（on Linux）：失礼ながらこれまで使ったことはありませんでしたが，結構うまく変換できます．日本語は通ります．変換結果に以下の修正をするとうまくコンパイルできます．
    - 「\documentclass[a4paper,portrait,10pt]{article}」からportrait を削除してjarticle を指定し，「\documentclass[a4paper,10pt]{jarticle}」に変更．
    - 「\usepackage[日本語]{babel}」と「\usepackage{hyperref}」の行頭に % をつけてコメントアウト．
- nkf でJIS に変換し，行頭にJIS でコーディングしていることを明記しておくとemacs で開くときにきちんと日本語も表示できます．
```
$ echo "% -*- codeing: iso-2022-jp-unix -*-" > hoge.jis.tex
$ nkf -j -d hoge.tex >> hoge.jis.tex
$ platex hoge.jis.tex
```
- MS Word 上でテキストファイルに別名で保存し，あとは自力で修正するという素朴な方法もあります．ファイルの数が多い場合はantiword が使えますが，数が少なく文書構造が複雑でない場合は，素朴な方法でも案外十分かもしれません．

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dic コマンドをamd64 環境で使う．（2011.03.19）
- amd64 環境への移行を躊躇している最大の理由がdic コマンドが使えないことでした（クラアント・サーバ型のソフトウエアもありますが，そこまで御大層な必要はないのです…）．パッケージはもちろん，source の入手もなかなか発見できずにおりましたが，ようやくこちらで見つけました．ところが，patch を当ててコンパイルしましたものの，うまくいきませんでした．
- そこで，いくつか修正を加えたところ，ようやくコンパイルできました．
  - dic-0.24_amd64.tar.gz（修正版）
  - dic_0.24.orig.tar.gz（オリジナル）
  - dic_0.24-8.diff（patch）
- 変更点は debian/amd64 を御覧下さい．

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OpenOffice で日本語入力（2011.07.25一部追加）
- また，日本語を入力したときに文字が2つ出てくる場合は，OpenOffice を再インストールすると直ります（参考ページ）．

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IPA フォントを使おう．（2006.10.24一部修正）
- IPA フォントを使うと，東風明朝／東風ゴシックよりも見栄えが美しくなります．
  - tar ball とinstall script をdownload して，説明にしたがってinstall します．素朴にinstall すると/usr/local/grass5 以下に展開されます．
  - フォント追加の手間が面倒なので，東風明朝／東風ゴシックと入れ換えてしまいます．一応，オリジナルは残しておきます．
```
# cd /usr/share/fonts/truetype/kochi
# mv kochi-gothic-subst.ttf kochi-gothic-subst.ttf.org
# mv kochi-mincho-subst.ttf kochi-mincho-subst.ttf.org
# ln -s /usr/local/grass5/fonts/ipag.ttf kochi-gothic-subst.ttf
# ln -s /usr/local/grass5/fonts/ipam.ttf kochi-mincho-subst.ttf
```
  - この手抜きによって，OpenOffice でファイルをセーブするときに異常終了するので，symbolic link を作成します（※）．
```
# cd /usr/share/fonts/truetype
# ln -s /usr/local/grass5/fonts ipa
```
  - または，初めから/usr/share/fonts 以下にsymbolic link を作成し，そこからたどるという方が正しいのでしょう．
```
# cd /usr/share/fonts/truetype
# ln -s /usr/local/grass5/fonts ipa
# cd /usr/share/fonts/truetype/kochi
# mv kochi-gothic-subst.ttf kochi-gothic-subst.ttf.org
# mv kochi-mincho-subst.ttf kochi-mincho-subst.ttf.org
# ln -s ../ipa/ipag.ttf kochi-gothic-subst.ttf
# ln -s ../ipa/ipam.ttf kochi-mincho-subst.ttf
```
- 特徴的な文字を使って試してみましょう．たとえば，「有」「験」あたりがお薦めです．
  - 東風フォント
  - IPAフォント
※OpenOffice が異常終了するときは，パッケージをアップデートする必要があるようです．root ユーザになってapt-get update とapt-get upgrade を実行して下さい．どのパッケージが原因なのかまでは現時点では突き止めていません．（2006.10.24）

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ときには助かることもあるさ（rv コマンド）（2006.10.14一部修正）
- rm コマンドを実行すると，基本的にファイルを復活できません（技はあるようです）．そこで，削除したいファイルを一時的にあるディレクトリに移動して，一定期間経過したら本当に削除するというのが良いででしょう．このあたりのアイディアは，MacOS やWindows を参考にしました．
- ただし，コマンド名をrm にしてしまうと，環境が変化したときに真のrm コマンドを呼び出してしまう危険性があります．そこで，コマンド名は例えばrv としてみます（rm + mv から命名）．
- 下準備
  - ゴミ捨て場のディレクトリを作成する．
```
mkdir ~/dustbox
chmod 700 ~/dustbox
```
  - cron を設定する．
```
% crontab -e
を実行して，以下のように記述．
例：日曜の05:30 に6日経過したファイルやディレクトリを削除する場合．
なお，~/dustbox 自身を消さないように，touch コマンドで修正日を更新しています．

30 5 * * 6 touch ${HOME}/dustbox; find ${HOME}/dustbox -mtime +6 -exec rm -rf -- {} \;
```
  - alias を設定する（~/.tcshrc などに記述して，source ~/.tcshrc としても良いです）．強制的に上書きしたくない場合は，-f を取り除いて下さい．
```
% alias rv 'mv -f \!* $HOME/dustbox'
```
- これでrv コマンドを実行すると，ファイルは~/dustbox に移動して，日曜の05:30 の間に6日経過するまではそこにあります．
- mv コマンドを実行するので，「rv directoryName」とするとdirectory ごと移動します．ただし，すでに ~/dustbox に同名のdirectory がある場合はエラーとなりますので，~/dustbox 以下に存在しているdirectory の内容を確認した上で，それを\rm -rf して削除するなどして下さい．
- 別の方法：shell script を記述してそれを呼び出すという方法にすれば同名directory の移動も大丈夫です．
  - 時刻情報と削除元のdirectory 情報を追加し，/ を % に変更してunique な名前にします．
  - 「rv」という名前で以下の内容を保存し，「chmod u+x rv」として実行可能にします．後はpath の通ったdirectory に置きます．
```
#! /bin/sh

TT=$(date "+%s")

mkdir -p ~/dustbox/.rv

for name in "$@"
do
  fff=$(basename "$name")
  ddd=$(dirname "$name")
  hhh=$(echo $ddd | cut -c1)
  if [ $hhh = '.' ]; then
    ddd=$(pwd)
  else
    if [ $hhh != '/' ]; then
      ddd=$(pwd)/${ddd}
    fi
  fi
  ddd=$(echo $ddd | sed -e "s|/|%|g")
  mv -i  --strip-trailing-slashes -- "$name" ~/dustbox/.rv/${fff}_#${TT}_${ddd}
done

## EOF
```

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mnews の最新版
- mnews の最新版は，ftp://ftp.leo.chubu.ac.jp/pub/mnews/にあります．また，βバージョンはftp://ftp.leo.chubu.ac.jp/.mnews-beta/にあります．
- mnews1.22PL4.tar.gz
- mnews1.22PL3.tar.gz
  - 1.22PL3,4 はいわゆるβバージョンです．各自の責任において使用して下さい．
  - mnews120.sort2.patchについては，mnews1.22PL2 からsource に取り込んで頂けました．
- mnews-1.22PL1-sort2.tar.bz2
  - mnews-1.22PL1 にmnews120.sort2.patch を当てたものです．
  - なお，mnews121-ari.patchの『ニュース記事をMH フォルダに保存する（O コマンド）ときにNewsGroup 名のフォルダをデフォルトとする』機能については，作者の詫間さんにメールしたところmnews-1.22PL1 でsource に取り込んで頂けました．

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mnews は2000 年問題に対応しているの？！（mnews-1.22）
- 早速，mnews-1.22 をinstall しました．そのときに， ari patch を当てました．
- ここにあるのは，mnews121-ari.patch とmnews120.sort2.patch のpatch を当てて，reject された分について手動で当て直したものです．展開して通常のinstall をすればＯＫです．
  - mnews121-ari.patch: ニュースの記事を保存するときに，バッファに現在のニュースグループが候補として自動挿入されるので，それで良ければ単にリターンを押すだけで済みます．例えば，fj.os.linux の記事を保存するときは，バッファにfj.os.linux が自動的に挿入され，そのままリターンを入力すると~/Mail/fj.os.linux 以下に保存されます．
  - mnews120.sort2.patch: スペースでニュースグループに入ると未読記事だけをsort します（通常のsort）が，i を押すと全ての記事に対してsort します．長いスレッドを追うときに便利です．
  - 詳しくはこちらを御覧下さい．
  - mnews-1.22-ari.tar.bz2
```
例えば，~/.mnews_setup に
max_thread_number:      10000
mh_save_mode:   on
mh_save_folder: 
```
    のように設定します（max_thread_number は大きくする）．

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EPS をtgif で再編集したいな（pstotgif）．
- そんな要求を満たしてくれるpstotgif というアプリケーションがあることを知りました（オリジナルはこちら）．ftp search してget すると，学校のSun のマシン（Solaris 2.7）ではコンパイルがすんなり通り，すぐに使えたのですが，Linux では少々の修正が必要でした．
- 修正したものはこちらにあります（これは，「make shar」して作成しました）．
  - unshar pstotgif.shar
  - make
  - pstotgif を/usr/bin や/usr/local/bin などに置きます．
  - maketgif とpstotgif.pro を適当なdirectory に置きます．私がshar したものでは/usr/local/lib/pstotgif に置くように設定しています．別のdirectory に置いた場合は，pstotgif の21行目（LIB=/usr/local/lib/pstotgif）を適宜変更して下さい．
- オリジナルから修正した点は以下の通りです．
  - Makefile の変更
    - Makefile 中ではlex を使っており，compiler では-ll としてライブラリlibl をリンクするようになっています．しかし，ライブラリlibl はVine Linux にはありません．そこで，ライブラリlibfl を使うように-lfl としました．（/usr/bin/lex は/usr/bin/flex へのシンボリックリンクになっているので本質的には問題ないですが，flex を使うように変更しました．）
  - pstotgif の変更
    - pstotgif 自体はBourne shell script であり，入力ファイルに対して前処理をした後で，maketgif を呼び出しています．このpstotgif がそのままではうまく動作してくれません．そこで，(1)用いるshell を/bin/zsh に変更し，(2)48行目のfor のところをfor FILE in $FILES からfor FILE in $(echo $FILES) に変更しました．後者については，このようにしないと読み込もうとするファイル名の前に余分なスペースが入り，例えば「input.eps」というファイルを読み込ませたときには「 input.eps」つまり、「\ input.eps」を探しにいってしまいます．（また，/usr/bin/cc は/usr/bin/gcc へのシンボリックリンクになっているので本質的には問題ないですが，使用するcompiler をcc からgcc に変更しています．）
  - gs の位置を与える変数の変更
    - pstotgif の23行目でgs のあるところを記述します．これはdirectory ではなく，gs の絶対PATH です．/usr/bin/gs が存在するので，GHOSTSCRIPT=/usr/bin/gs としました．
- 注意：
  - 下記のようなメッセージが出ますが，とりあえず動作します．
```
GNU Ghostscript: Unrecoverable error, exit code 1
sscanf failed:.
sscanf failed:.
```
  - 作成されたobj ファイルをtgif で開くと，下の方に表示されています．また，上下反転していますので，全て選択（Ctrl+a）した後で上下反転（Alt+v）して下さい．

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新着メールがあることをすぐに知りたいなぁ（tkbiff）．
- 名前は tkbiff としました．オプションは以下の通りです．
  
  --help 簡単なヘルプを表示して終了
  
  --version バージョンを表示して終了
  
  -ar arriveCG 未読ありの場合の画像を指定
  
  -no nomailCG 未読なしの場合の画像を指定
  
  -dir MailDir メールを保存しているtop directory
  
  -delete 時間未読メールのヘッダを表示する時間
  
  -check 時間未読メールのチェックをする間隔
  
  -nobell ベルを鳴らさない
- 例：tkbiff を起動するときに画面左上に出して，画像を指定．
```
tkbiff -geometry +0+0 -ar ~/lib/flagup.gif -no ~/lib/flagdown.gif
```
- 注意：
  - 画像はビットマップ（*.xbm）とGIF （*.gif）が使えます．拡張子で判断していますので，画像ファイルの拡張子は必ず付けて下さい．
  - -delete や-check で指定する時間は，ms（ミリ秒）です．なお，tkbiff を左クリックすると強制的に未読メールのヘッダを表示します．
  - wish の存在するdirectory を確認して，１行目を適宜修正して下さい．
  - デフォルトの設定を変更するには，ファイルの先頭の記述を変更して下さい．
  - 「chmod u+x tkbiff」として実行ファイルとして使用して下さい．
  - PATH の通っているdirectory に置いて下さい．csh 系の場合は「rehash」を実行してから，「where tkbiff」または「which tkbiff」として実行できることを確認して下さい．

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メールを自動振り分けした後，未読メールを読むには？（mnews の場合）
- 私はmnews を使ってメールを読んでいます．未読メールを読むには「#」を押してフォルダ内をパックすれば未読メールが現れます．

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メールを自動振り分けしたけど，未読メールはあるかな？
- メールの自動振り分けができたのは良いものの，mail spool にはメールがないので，xbiff やxpbiff は反応しないです．これでは未読のメールがあるか分からないです．そこで，未読のメールがあるかどうかをチェックする shell script を作って，手動でチェックするようにしました．
- 注意：
  - 「chmod u+x mailcheck」として実行ファイルとして使用して下さい．
  - PATH の通っているdirectory に置いて下さい．csh 系の場合は「rehash」を実行してから，「where mailcheck」または「which mailcheck」として実行できることを確認して下さい．
  - 引数にチェックを無視するフォルダを指定できます．「mailcheck delete tmp」とすると，~/Mail/delete と~/Mail/tmp はチェックしません．引数が無い場合は全てのフォルダをチェックします．

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ゴミメールを自動的に削除したいぞ．
- cron を使ってゴミメールは自動的に処理してしまおう．
- 以下の例では，毎週土曜日の05:30 に${HOME}/Mail/delete にある6日以上修正のなかったファイルを削除します．なお，エントリは「分時間日月曜日コマンド」です（詳しくは「man 5 crontab」して下さい）．
  - crontab -e （環境変数EDITOR にしたがってエディタが立ち上がります）
```
30 5 * * 6 find ${HOME}/Mail/delete -mtime +6 -exec rm {} \;
00 7 * * 6 /usr/bin/mh/folder +delete -pack
```
  - エディタを終了して，「crontab -l」として確認します．
- 2行目については，${HOME}/Mail/delete のメールのファイル名の数字がどんどん大きくなっていまうので，フォルダ内をパックすることにより，メールのファイル名を1から順につけ直しています．

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メールの自動振り分けをしたい！
- ひょんなことから，受信したメールを場合分けして適切なメールフォルダに自動的に振り分ける方法を知りました．
- メールの自動振り分けをするには，MH を用います．~/.forward を設定してslocal を呼び出します．そして，例えば，Subject に「test」を含むメールはdelete というフォルダに入れ，その他はinbox に入れる場合には，以下のように~/.maildelivery に記述します（なお，第１エントリは大文字／小文字の区別はありません）．
  - ~/.forward の設定
```
"|/usr/bin/mh/slocal -user ユーザ名"
```
  - ~/.maildelivery の設定
```
subject "test" ^ A "/usr/local/lib/mh/rcvstore +delete"
default -      ^ A "/usr/local/lib/mh/rcvstore +inbox"
```

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