Debian GNU/Linux etch について

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mew 上でMS Office file を閲覧しよう．(2006.11.19一部修正)
emacs 上でMS Office file を閲覧しよう．(2006.11.11)
dvipsk-ja で日本語処理をしよう．(2006.10.07)

mew 上でMS Office file を閲覧しよう．(2006.11.19一部修正)
- Mew version 2.0 以降ではMS Office file が閲覧できるということを知りました．早速使ってみます．
  - root ユーザになって，以下を実行します．
```
# apt-get install mew
（これによってmew mew-bin がinstall されます．）
# apt-get install wv xlhtml mule-ucs w3m w3m-el
（詳細は下記wanderlust 編を参照して下さい．）
```
  - ユーザの~/.mew または ~/.mew.el に以下の記述を追加します（両方存在するときは~/.mew.el の方が優先されます）．なお，私はcron で定期的にメールサーバからメールを取得しているので，mew-auto-get にはnil を設定し，mew-pop-server は設定していません．
```
;;; mew
(autoload 'mew "mew" nil t)
(autoload 'mew-send "mew" nil t)

(setq mew-name "Yasuyuki SAITO") ;; (user-full-name)
(setq mew-user "saito") ;; (user-login-name)
(setq mew-mail-domain "beam.kisarazu.ac.jp")

;; 起動時に自動的にメールをとりにいかないよう設定
(setq mew-auto-get nil)

;(setq mew-pop-server "your POP server")    ;; if not localhost
(setq mew-smtp-server "your SMTP server")  ;; if not localhost


;; 未読マークをつける．
(setq mew-use-unread-mark t)

;; カレントディレクトリをemacs を起動したディレクトリにする．
;; （デフォルト：閲覧しているメールを保存しているディレクトリ）
(setq mew-summary-trace-directory nil)

;; Optional setup (Read Mail menu for Emacs 21):
(if (boundp 'read-mail-command)
    (setq read-mail-command 'mew))

;; Optional setup (e.g. C-xm for sending a message):
(autoload 'mew-user-agent-compose "mew" nil t)
(if (boundp 'mail-user-agent)
    (setq mail-user-agent 'mew-user-agent))
(if (fboundp 'define-mail-user-agent)
    (define-mail-user-agent
      'mew-user-agent
      'mew-user-agent-compose
      'mew-draft-send-message
      'mew-draft-kill
      'mew-send-hook))
```
- 使い方は以下の通りです．
  - emacs を起動し，M-x mew と入力します．あるいは，emacs -e mew としてmew を呼び出すようにして起動します．
  - 後はスペースを押してメール本文を閲覧します．このとき，添付ファイルがあるときは上のウインドウで展開されていますので，カーソルを移動してスペースで選択します．これだけで，メッセージウインドウに添付ファイルの内容が表示されます（感動！）．
- 最初からスレッド表示にして欲しいのですが，これについては駄目みたいです．
- 未読マーク「U」を付けるには，s でEnter キーを押します．s でall を指定すると，未読マークが付きません．どうにも未読マークが付かない場合は，~/Mail/inbox/.mew* を一旦削除してみて下さい．
- mew-summary-form を設定すると，サマリーの一覧表示をカスタマイズできます．このとき，emacs を一旦終了し，起動し直してmew を呼び出し，さらにs でall を指定してサマリー情報を更新します．そうしないと，折角カスタマイズしても反映されないままです．mew をq で抜けてM-x mew をやってもダメで，emacs を再起動する必要があります．
- tkbiff と連動させるには，以下の記述を~/.mew.el に記述します．mew-prog-mark で指定するのは，MH のmark コマンドのありかです．
```
(setq mew-prog-mark   "/usr/bin/mh/mark")
(setq unseen-sequence "unseen")
(add-hook 'mew-message-hook
          (function
           (lambda ()
             (and fld msg
                  (call-process "/bin/sh" nil nil nil "-c"
                        (format "%s %s -sequence %s -delete %s 2>/dev/null"
                        mew-prog-mark fld unseen-sequence msg))
                  ))))
```

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emacs 上でMS Office file を閲覧しよう．(2006.11.11)
- Microsoft Office のファイルがメールで添付されてくることがあります．メール本文に「添付ファイルを参照」という旨だけ書かれていて，いざ閲覧してみてテキストで十分なしょうもない内容だと心底呆れてしまいます．メールの使い方を知らないのでしょうか．とはいえ愚痴を言ってばかりいても仕方がなく，結局見なくてはいけないのでOpenOffice なりMicrosoft Office を使うわけですが，ここは一つemacs 上で閲覧しましょう（そういうわけで，emacs が常に起動していてメーラはwanderlust などを使っているとより快適です）．
  - root ユーザになって，以下を実行します．
```
# apt-get install wv
（Microsoft Word を閲覧するためのツール．これによってlibgsf-1-114 libgsf-1-common libwmf0.2-7 libwv-1.2-1 wv がinstall されます．）
# apt-get install xlhtml
（Microsoft Excel を閲覧するためのツール．）
# apt-get install mule-ucs
（unicode で書かれたMS Word の文字コードを変換するめのツール．）
# apt-get install w3m w3m-el
（いわずと知れた超高速テキストブラウザ．ついでにw3m-img もinstall しておくとw3m でWeb page を閲覧したときに画像も表示されます．）
```
  - ユーザの~/.emacs に以下の記述を追加します．
```
(require 'octet)
(octet-mime-setup)
(require 'w3m)
(require 'un-define)
```
- 使い方は以下の通りです．
  - 添付ファイルを一旦保存します．ただし，ファイル名に日本語が含まれているとメッセージラインに「Multibyte character in data for base64 encoding」と表示され，生のHTML ファイルが表示されてしまいます．何か方法はありそうですが，とりあえず保存するファイル名には半角英数文字だけを使いましょう．
  - emacs 上で M-x octet-find-file と入力します．
  - ファイル名を尋ねてくるので，先程保存したファイル名を入力します．
- 参考Web page

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dvipsk-ja で日本語処理をしよう．(2006.10.07)
- dvipsk-ja のdvips は/etc/texmf/dvips を見にいくことが原因のようです．このdirectory は通常存在しないので，symbolic link を作成して対処します．
  - root ユーザになって，以下を実行します．
```
# cd /etc/texmf
# ln -s dvipsj dvips
```
- /etc/texmf/dvips に以下のファイルがあることを確認してみて下さい．
```
config.duplong
config.dupshort
config.ps
morisawa.map  (apt-get install vfdata-morisawa5 している場合)
psfonts.map
psfonts_jp.map
```
- 存在していないファイル／余分なファイルがある場合は，以下のようにdvipsk-ja を再インストールしてみて下さい．
```
# apt-get --purge remove dvipsk-ja
# \rm -rf /etc/texmf/dvipsj
# apt-get install dvipsk-ja (＋必要であれば vfdata-morisawa5)
```
- 「GS_LIB=/usr/share/fonts」と設定する必要があると紹介しているWeb page もありますが，これは特に必要ない（なくなった）ようです．

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